「蠅の王」
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    ウィリアム・ゴールディング
    新潮社
    ¥ 740
    (1975-03-30)

    面白かったー!怖かったー!ギャー!

    南太平洋の孤島に、飛行機で不時着した少年たち。だが、その島で野性にめざめた彼らは殺りくをくり返す…。極限状況の中の新しい秩序とその崩壊を通して、人間と社会のあり方を風刺する恐怖の寓話。
    amazon.comより


    時代設定は一応第3次か第4次世界大戦ですが、あんまり関係ないです。ドラマは無人島という小さな舞台で繰り広げられます。外界との交信は一切なし。

    人間の深層心理、特に狂気と悪を巧みに描いた作品です。

    最初少年たちは決まりごとを作り、救助を待つべく火をおこすことを考えます。そしてその火が狂気の小さなきっかけとなってゆき・・・・。
    ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
    あんなに無垢な少年たちが、いや、無垢だからこそ野性に染まりやすかったのか。最後のデスゲームはすんごいドキドキして読みました。

    この作品は一応ホラー(?)なのであまり説明はしません。でも絶対読んで損は無いと思います。
    最初はうまくやっていた仲間たちが次第に狂気に踊らされていく順がとてもリアルです。
    とりあえず面白かったYO こわいしキモい。人間の心ってこわい!

    タグ: 蠅の王 


     その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
    「チョコレート工場の秘密」
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      訳者さんのアイデアと工夫がとても面白かったです。登場人物の名前やウンパッパルンパッパ人の歌詞など、とても面白おかしくアレンジされていて、本当に作品の良し悪しって訳者さん次第なんだな〜と思いました。

      内容は、映画で観られた方もいらっしゃるのでご存知かと思いますが・・・わしは映画観なかったのですよ(落涙) 
      貧乏少年チャーリーが、世界でたった5枚しかないチケットをひきあてて、超有名なチョコレート工場を見学できるお話・・・というともともこもない。(死
      そこでおきる摩訶不思議な顛末に読者も大笑い・・・らしいです。
      なんかわしはあんまり面白いと思いませんでした。
      映画で観たらおもしろいかな。確かにチョコレート工場の設備はすんごいものがありました。

      でも言うことをきかないわがままな子供たちはああいう目にあうんですよ〜みたいなシーンが多いです。ちょっと退屈でした。説教くさかったです。「窓ふき会社」でもちょっと教訓くさかったけど、この作品は特に目立ってました。
      ブラックユーモアなら、わしは不条理ギャグの「アッホ夫婦」のほうがオチなしで笑えました。
      好きな作品で読み手の品性もわかったりしたらわしはお下劣の部類でしょうか。いえ、決して最上ではないことはわかってますが。
      やっぱり一番は「マチルダ〜」ですかね。あれは純粋にハラハラドキドキして面白かったです。
      あと、前々から気になってましたが子供一人で読むには高尚な言葉がちらほら・・・読み聞かせのほうがいいかもしれません。母国語は覚えるのに早いも遅いもないので、難しい言葉でもお母さんがわかりやすい言葉で解説してあげたりするといいと思います。難しい字があるとヘナヘナあきらめてしまう子より、読書っ子育成にご助力お願いします。

      映画にもなったくらいだから!と期待をかけすぎて読んでしまったのがいけなかったのか・・・。でもDVDかりてこようかなとか思ってます。
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      「ママ、大変、うちにコヨーテがいるよ!」
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        ハリウッドの渓谷に住み、生ごみをあさって自由奔放に生きるコヨーテが、お金持ちの家の犬になりす珍騒動。犬が主人公というユニークな小説です。
        犬が主人公の小説は「ベルカ、吠えないのか?」以来久しぶり。こちらは面白おかしく読めました。

        どこまでも自由なアントワンと、「もうペットはうんざりだ」と言いながらも結局人間を捨てきれないシェパードのバディが対照的でした。
        プードルのベティとアントワンとのほろ苦い恋ともいえない恋もなかなか。
        アントワンのにくいあんちくしょうみたいなあんちゃんぶりがよかったです。

        エルモアレナードは、本来ミステリの巨匠らしいです。し、知らんかった・・・。
        この作品は12人の孫にむけて作られたものだとか。
        最初から最後までわくわくどきどき。スピード感があって軽く読める完全な娯楽小説になってます。

         その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
        「こちらゆかいな窓ふき会社」
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          これは面白かった!単純に楽しめました。
          キリンさんとおサルさん、ペリカンの窓拭き会社が主人公のビリーと一緒に伯爵の家で大活躍するお話です。どこまでの伸びる首をもつキリンさんとか、上のくちばしが収納可能なペリカンさんとか、ユニークな設定が楽しめます。
          童話らしい童話・・かな?すごく好きです。
          あまりにも短いお話なので、ここで語ると全部言っちゃいそうで怖いです。なので言いません。
          立ち読みでもなんでもして読みきってください。面白いですよ。
          最後の書き方も、ううっとちょこっとだけ泣けてきます。
          あんなに楽しかったのに、急に作者ったらしめっぽくなっちゃうんだもん。
          でもいつでもこの本を読めばあの3人(匹?)に会えるんだもんね。
          寂しくなんかないさっ
           その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
          「アッホ夫婦」
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            「Mr&Ms スミス」 みたいな内容です。


            うそです。すみません。映画観ていません。
            夫の顔はひげだらけのもじゃもじゃ。一度も洗ったことがなく食べかすがべったべったとくっついている超不潔男。夫人は性根の悪さが年を経て顔にでた最悪のブサイク女。
            そんなベストならぬワーストカップルがおりなす史上最悪ストーリーです。

            話の出だしからすでに仲がわるく、お互いをおとしめ合うことしか考えていません。つうかめっさ陰湿っつうかエゲツないです。(汗
            ミミズスパゲッティとか、本気でうげぇと思いました。グロいです。
            鳥のパイの絵もすごかったし。(汗

            ここまでグロいとまた極端でふっきれるかも・・・?
            でも『マチルダ〜』ほどは面白くなかったです。
            ただ、今回のあとがき「訳者から」は面白かったです。こんな残酷なブラックユーモアを面白おかしく翻訳されるだけあって、とても楽しく読ませていただきました。
            きっとこの小説、訳者が違うとどこまでもグロな小説で終わってしまうのかも?
            訳者ってすごい。

             その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
            「マチルダは小さな大天才」
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              出ました。ロアルドダールコレクション。2007年まで刊行予定らしいですよ。
              全20巻+別冊一巻。いやぁ装丁がまたかわいいのなんのって。
              大きさも手ごろでイイカンジ。
              児童書なので通勤電車の往復程度で読みきれますが、通勤時間でこれだけの面白さを味わえるなんてなんてわしは運がいいんでしょう!

              主人公のマチルダは題名通り大天才。
              家でも学校でも彼女の前には立ちふさがる障壁がありますが、機転のきいた仕返しに胸がすっきりします。登場する家族も先生も悪っぷるが極端で、大人として読んでいると「そりゃあるかいな」とつっこみを入れたくなる箇所もあって別の意味で笑えます。
              クライマックスも、作者の児童書論に添ってハッピーエンド。
              久々に読んでて始終楽しく最後までテンションが下がらなかった作品でした。
              挿絵も多くどれもかわいらしくて小説とマッチしてました。
              分量、内容共に文句なしです。

              普通の児童書としても面白いけど、注意深く読んでいると作者の読書観、児童書とはどうあるべきか、というようなこともわかって面白いです。
              子供にどんな作品を読んで楽しんでもらいたいのか、ということをまじめに考えている人なんだなあ。
              海外の色々な小説の名前が出てきて、時々知らない本も出てきましたが、訳者の方がなんと最後に注釈を載せておられます!なんてかゆいところに手が届く性格!
               その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(1) * - - * moji茶
              「最悪のはじまり 世にも不幸なできごと〈1〉」
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                「映画になるらしいから読もっと〜♪」
                「・・・moji茶ん、とっくになってるよ」
                「ええ!?いつ」
                「・・・夏だったと思うよ(大丈夫かよコイツみたいな目で)」

                というわけで大きくスタートが遅れましたが読みましたよ!(遅!

                表紙の内側に、この話は不幸しかないからハッピーエンドを期待する人は読まないほうがいいとか書かれてました。ええ〜・・・?お、おどし・・・?
                そしたら本文にも「不幸だ」「読まないほうがいい」と念押しされてました。
                こんな小説初めてや。(´∀`;)

                でも冒頭で作者が「不幸しかない」と宣言しただけあって、初めから数ページもすすまないうちに両親が死亡。家は全焼。孤児になった3姉弟は遺産目当てのロクでもない遠縁のおっさんにひきとられます。
                このおっさんがまた露骨に遺産目当てで・・・手段もエゲツナイです。

                でも、不幸というわりには3姉妹は知恵を出し合って協力し、この窮地を脱出します。
                本当に不幸なら、あのおっさんと結婚して子供つくってほしかったな。あんな終わり方にはならないような・・・・。ハリーポッターと並んで大人気作品らしいですが、はるかにこちらのほうが簡単で読みやすい。より児童書になっております。
                映画にすると面白そうですね。DVD借りてこようかな。
                 その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
                「美しき水車小屋の娘」
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                  評価:
                  シューベルト,ギーゼン(フーベルト)
                  ユニバーサル ミュージック クラシック
                  ¥ 890
                  (2007-02-28)

                  声に惚れました。美しい・・・・理知的、流麗というイメージかな。
                  ちょっと綺麗にまとまりすぎた感があって、そういうのはあんまり好きじゃないんですが、上品なピアノとほどよくマッチしていて、わしの中で今イチオシのテノール歌手・・・と思ったらなんと事故で亡くなってる。ショック。びっくり
                  綺麗なだけかな〜と思うと結構表現力もあって、すごく抑揚がきいてるし、毎回聞くたびに発見があって嬉しいCDです。
                   その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
                  「ヤコブセンの家」
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                    ヤコブセンの家―桜日記
                    4939102750岡村 恭子

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                    <不便を承知でこの家を愛してください>

                    家具デザイナーの岡村孝さん(響きだけきいたら一瞬ナイナイかと思うよ;)の奥さんの20年に及ぶデンマーク生活のエッセイです。
                    有名人?わしデザイン関係はまったく知らないです・・・。スマソー!
                    あこがれの建築デザイナー ヤコブセンの家を購入するエピソードから話がはじまり、近所の人々や仕事仲間、家族の団欒など家の内外のことがつらつらとつづられますが、中心は家。
                    本当にこの家を愛してるんだなあ〜と読んでるこっちも心温まります。
                    暖炉とか・・・うちにもほすぃ・・・(´∀`)マターリ
                    生活も、お金はほとんどつかわないのにおしゃれで気が利いていて、工夫がこらされています。デンマーク料理のレシピなんかも紹介されていてヨダレが・・・

                    この家には大きな桜の木があるんですが、夏休みは木陰で読書、そのまま転寝・・・なんてうらやましすぎますっ!スローライフいいなー。
                    いいなー。デンマークいいなー。北欧、一度いってみたいです。
                     その他海外小説 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
                    「屍鬼二十五話」
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                      この本はoverQ様がたらいまわし企画でオススメされていた本です。
                      図書館で探したら出てきたのでお昼の時間や休憩時間にコツコツ読んでみました。

                      内容はインド版アラビアンナイト・・・語ってくれるのは背中で不気味に笑う屍鬼(死体にのりうつる鬼)です。えらい違いですね。
                      聞き役は偉大な王トリヴィクラマセーナ。名前を完全に覚えるのに18話くらいかかりました(死)。
                      そこで語られる話はどれも突拍子ないというか・・・
                      恋愛譚はかならず美男美女。神の再来かと思われるほどの美しい人々が登場します。インドって外見と身分が大事なのねん。忠臣譚は、王様のために躊躇なくわが子を殺したり自殺したり。迷いもなにもない。そして徳が高かった場合はかならず神様が現れて彼らを生き返らせてくれたり。
                      話としては結構おもしろいんですが、毎回屍鬼は王に話の後に質問をします。
                      その質問が、そんなの答えられるかよ!みたいなめちゃくちゃなものが多い(笑)。でもその答えに堂々と迷いなく答える王様はもっとすごい。あんた屁理屈も王様級だよ。一応教訓譚になっているようです。

                      ヒンズー教やシヴァ信仰、仏教チックなお話がいろいろはいっていて、融合したりしています。思想が好きな友達に「インドって宗教はヒンズーでいいの?」と質問したら、「インドを理解しようとすること自体が無駄。途方もない。」といわれました・・・。
                      確かに・・・二十五話全部途方も無い話でしたとも。
                      でもちょこっとインドがわかったような気になりました。(´∀`) すべてがダイナミック。ビバ!インド!
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