「貧困大国アメリカ」
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    堤 未果
    岩波書店
    ¥ 735
    (2008-01)
    市場の失敗の見本市
    これは名作
    アメリカ社会の一面がよく分かった

    弱者切り捨て社会アメリカの実情が描かれています。
    この本を読んでるとアメリカを自由の国と呼ぶのはバカらしくなってきます。

    派遣切り、低所得者をカモにしたカードローン地獄、学費を補助してやるという甘い言葉を信じて軍隊に入り、地獄を見る前途ある高校生。
    民営化したせいで利益重視に走る医療。

    マジでブルーになったのは、低所得者を「派遣」という名目でやとい、戦地でトラック運転手などをさせる部分。現地テロにまきこまれても、劣化ウラン弾の被害にあって白血病になったとしても保険なし。遺骨はアメリカに帰れない。でも低所得で借金地獄で、子ども食わせなきゃいけないから危険な場所で軍人並の危険をおかしながら働くほうがましだという蟻地獄。悲惨だ。
    しかも国家はなんとなく、こういう金の回らなくなっている低所得者を都合良く海外で処分してるように思えた。軍人が勤務中死ぬと遺族年金とかあるけど、派遣社員として民間会社から行くと国はお金を払わなくて良いという罠。

    読んでいてブルーになる。
    そして日本もやたら派遣とか民営化とか、アメリカの二の舞社会になりそうな予感。
    アメリカの話だと思って読んでいたけど、だんだん自分の国の未来の話に思えてきた。
    ああならないために日本はどうしたらいいんだろう。

    評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
    食糧問題ときみたち (岩波ジュニア新書 46)
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      日本は飽食の時代でどこへいっても食べ物があふれている。
      マクド◎ルドなんか四条にいったら3件くらいあるもんな・・・。
      でも、その材料は全部外国にたよってるんだぜ!
      というお話。
      (かいつまみすぎた)

      農業の大切さとその歴史の解説、最後に食料のほとんどを外国に頼っている日本の現在の姿を批判して、もうちょっと自給率増やして農業盛んにしていこうぜ!
      な内容で終わってます。
      (再びかいつまみすぎた)

      今まさにニュースで語られているような内容なんで、結構入り込みやすかった。
      国産ブランドとか、海外へ輸出して大人気の日本産食品とかもあるし、そういうのいっぱい増やしていって、日本も農業で豊かになったらいいなあ。緑も多くなるし。
      確かに今の日本はコンクリばっかで頭おかしくなるとおもうYO
      評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
      日本語と外国語 (岩波新書)
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        評価:
        鈴木 孝夫
        岩波書店
        ¥ 819
        (1990-01)
        ためになる本でした。が、しかし、そういう本は大概睡魔との戦い・・・。

        海外の常識は日本とちゃうよ、みたいな話から始まったと思う・・・。
        たとえばアメリカでorangeといったら茶色も含むとか。
        言語ってやっぱ国によって使い具合が違うんだなあ。
        虹も日本は7色が一般的だけど、海外では5とか6だったりマチマチ。
        そういう小さな常識って、本を読んでるだけじゃわからないそうです。
        海外の小さな常識を知ることはすごく難しいことだと作者は力説しています。
        確かに明らかに常識すぎることは本にのらないよねぇ。
        太陽とかも日本人は赤色で塗るけど、アメリカとかフランスとかは黄色。
        でもわざわざ小説で太陽を「黄色の太陽」とは書かない。
        同じ小説を読んでも日本人は「太陽」とくれば赤を想像し、アメリカ人は黄色を想像する。そしてお互い太陽の色の違いには気づかないという罠。

        あと漢字てのは結構便利な文字記号だというお話も興味深かった。
        この話、わしは予備校できいたような・・・
        たとえば、「血」という字を一つ覚えるだけで、
        「出血」「血液」「血清」「血尿」「充血」「貧血」と、血に関連することには全部「血」の字が入ってる。だからなんとなく知らない熟語に出会っても、血に関連することなんだな、と「血」を見たときに思うことができるけど、英語のほうは血は「blood」のくせに貧血は「anemia」という具合に「blood」のかけらもない・・・。新たに覚えんとあかんのんで結構しんどいというお話。
        英語にくらべると漢字って便利ねえ〜。
        中国の漢字を利用して、独自の漢字文化を創っちゃった日本人バンザイ。
        ビバ漢字。

        あとはゴメン。眠くて覚えてない!il||li_| ̄|○il||li
        評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
        「しきり」の文化論
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          評価:
          柏木 博
          講談社
          ¥ 777
          (2004-05-21)
          日本の「しきり」が「世間」を生んだ!
          人間の意識、思考に大きな影響を与える「しきり」を様々な視点から読み直す。


          人はなんでも「しきる」。
          快適を求めて。境界を求めて。何かと区別するために。
          身近な例でいえば、本棚も人それぞれに仕切ってある。
          出版社別や、よく手にする本で分類し、仕切っている。
          この「分類」と「仕切る」という能力が人間の「知」と大いに関わりがあるらしい。
          区別するにはある一定の基準があるはずだが、その時代に生きた人の「知」によって色々かわり、普遍的なものではないらしい。

          「自己」と「他者」とのしきりは難しい。
          「自己」はどう「他者」と区別できるのか。それは「自己」を自分自身が「唯一無二」のものであると自覚し、「他者」とは共有できないものがあると認識した時に可能になる。

          「しきり」は人間の生活のいたるところに存在し、「しきり」の無い世界はどこにも無い。

          神社は「聖」と「俗」の空間を鳥居で仕切っている。橋で仕切っているところもある。
          宗教にも「仕切り」は存在する。

          玄関で靴を脱ぐという、室外と室内の「仕切り」。
          このように日本にはあってアメリカなどにはない「仕切り」もある。
          文化が違えば「仕切り」も違う。
          「しきり」って面白い。

          こうやって書き出すとすごく興味深いけど、読んでる間は眠気との格闘・・・。
          ちょっとわしには知的レベルが高い本でした。
          でも時々こういう本も手にしとかないとボケるからね・・・。
          評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
          下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち
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            なるほどな!と思わされることが多々あって、衝撃の一冊でした。
            丁度ゆとり教育がはじまったわしらの年代からの生徒の心理を考察した本です。
            なんか恥ずかしい・・・ああ〜そうかも・・・とか自分の身にてらして同感する箇所も多々あり。
            今はリスク社会と言われています。
            小中高と頑張って勉強して努力してイイ大学に入ったとしても、いい就職先が待っているわけではありません。努力してもそれが報われない社会になってきているのです。
            でも結局努力しないとチャンスのステージには立てないんですけどね。
            「自分探し」の問題やニート問題の取り組み方についてもなるほどなあと思います。
            一番印象的だったのは、著者の退職後にやりたいことが地域共同体の中心場を作るということでした。また、昔のようにお互いが連携していく組織。
            旅行の時はお隣さんにちょっとお願いしておけるような、家に急に不幸があったとき、手助けしてくれるような仲間のいる地域づくり。
            人と人とのつながりが希薄になり、干渉を極度にさけることで人は孤立化し、なにかあったときもたった一人で対処しなければいけなくなりました。。そんなせちがらい世の中で
            はなく、負担でもお互いを支え合う社会にしようと。

            ・・・でもなあ、あの子はああだこうだ、と無責任に人の噂ばっかりする嫌なおばちゃん連中を思春期に見てきたわしにとっては共同体なんてものはきれいな理想論にきこえました。
            一度ハミられると子供までハミられ、引っ越しも余技なくされるおばちゃん集団の共同体。うちのオカンは最初から所属せず変人の二つ名をもらってましたが。
            毎週のお茶会。幼稚園も一緒。塾も一緒、習い事もなんでも抜け駆けなし。
            ああいうおかしな共同体もきっとできるわけですね。ウチの母親が個人主義をたかだかと標榜してマンションで孤高を保ったことに尊敬の念を覚えてしまうわし。
            あの子はどこの大学にいった、どこに就職した、嫁はどんなのだ、とプライバシーだだもれの共同体。わしは嫌だわー。管理組合で限界。
            我が国の格差問題の原因について、1つの衝撃的な解答を示す書。若年層が社会から逸脱し下流に落ちるのは環境ややる気の問題ではなく、まともな生活を営むうえで決定的な能力が欠落していることによると説く。著者の専門は文学・思想史であり、統計的な分析や実地調査に基づく分析は用いていない。しかし、人間のあり方そのものを深く洞察する手法で「学び」と「労働」を放棄する若者の思考のメカニズムを、説得力をもって解明していく。
            我が国で下流に落ちる若者たちは、人類史上初めて登場したタイプではないかと言う。彼らは生きるために必要な知識を学ぶという当然の行為を否定する。その裏には「無知のままで生きる不安を感じずにいられる」という絶望的な特徴があると指摘する。これは貧困や劣悪な生活環境によって「教育を受けたいが受けられない」といった、従来存在した下層社会の問題とは根本的に異なる。彼らにとって教育や労働は強制された「苦役」でしかなく、避けられるものならば避けて通りたい面倒ごとにすぎないと言う。

            そうした若者が増殖する原因の1つは「孤立化」だと言い、社会の目に見えない相互扶助ネットワークから一度逸脱してしまうと、下流生活が定着化してしまうと憂える。


            (日経ビジネス 2007/03/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



            評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
            「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61)
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              最近の新書って頭やわらかいな・・・と思った一冊。
              図書館で一目惚れして借りました。
              題名倒れの茶化し本かと思いきや、結構具体的に世界征服の方法および注意点が書かれてありました。すげえ。すげえよ岡田斗司夫。オタクは萌えについてならどこまでも思考を馳せることができるんだなあ。
              ドラゴンボールのレッドリボン軍総帥を王様タイプに分類して述べたりと、やはり例は漫画なのか岡田斗司夫!おかげで説明がわかりやすかったです。
              バビル二世のヨミ様みたいに過労になるくらいならわしは世界征服なんていりません・・・。
              「バビル二世」は漫画文庫で読んだけど、ヨミ様そんな過労気味だったっけ?(笑)もう覚えてないや。過労死3回やってるんだね。自分の思う理想の世界を築こうと思えばヨミ様並に働かないとあかんのかな。
              ヨミ様人生すごろくは笑いました。(ヨミ様不憫だ・・・

              最後には「悪」とは何か、ということが述べられています。世の中の価値観なんつうのは、時代とともに変化します。昔は産めよ増やせよの時代、全体を尊び個人は二の次だった時代から、人と一緒よりも個性を尊ぶ、個を大事にする時代にかわった今、悪の観念も人それぞれに変わっています。
              「自由主義経済」や「情報の自由化」のこの世の中で、むしろ悪とは「地域通貨の見直し」や「ネットよりも人と人とのつながりを大切に」とかになってくるんじゃないか?という件は面白かった。
              確かに「悪=世の中のしくみに反するもの」という考えからいくとそうなるわな。「車をやめて徒歩」も自動車大国には悪だしな。「世界征服」を語りながら、価値観についてとか、国の興りや成り立ち、存続の技みたいなのを学びました。
              岡田斗司夫氏=オタク は違いました。
              岡田斗司夫=インテリオタク です。いっぺんこの人の講義聞いてみたい(笑
              面白そう。大芸遊びにいきたいわ〜
              評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
              一度も植民地になったことがない日本 (講談社+α新書)
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                デュラン れい子
                講談社
                ¥ 880
                (2007-07-20)
                Amazonおすすめ度:

                たまには小説以外の本も・・・ということで、最初は国際情勢の事が書かれている本だと思って手に取ったのが、実はエッセイだったという罠。
                最近はエッセイも新書に入ってたりするのねん。
                新書=専門的な事が専門的な用語を用いられて書かれているなんだか難しい本
                というわしの勝手な定義は最近くずれつつあります。岩波とか中公新書くらいにしか通用しない今日この頃。

                日本とヨーロッパとの常識の違い・文化の違いをエッセイ風にいろいろ紹介している本です。
                いろいろ読んで一番興味深かったのは、休暇を取らない人間は日本では「勤勉」だけどヨーロッパでは休みが取れないやつは「無能」だと思われるという箇所でした。いいなあ!遠慮無くバカンスしてぇよ!VIVAヨーロッパ。
                日本は新人は遅くまで残って頑張るのが普通だもんね・・。フゥ
                ヨーロッパは新人は残業しなくて良いそうだ。(´∀`)ノバンザイ
                ・・・その変わり、終身雇用制じゃないからクビになるし退職金がないから職探し大変だし、出世したら責任が重くなるから年取ってからの残業がしんどい・・・等々会社が冷たいYO!
                日本とヨーロッパ、どっちもどっちじゃん。
                あとは日本てフランスの次に義務教育を行った国だったんですね。
                一応大学で教育史やったんだけどすっかり忘れてた(笑
                江戸時代でも寺子屋とか藩学とかあって国民のほとんどが字が読めて計算もできたらしいし。鎖国を解いたあと日本があれだけ急成長できたのはそもそも国民の教養が高かったせいかもしれないと書いてありましたが、そうだったのかもれませんねぇ・・・。
                あと日本人は好奇心旺盛だし。(´∀`)
                植民地にならなかったのも、当時の開国を迫ってきた国の人々より、国民も国も上品で教養があったからではないかな。ほとんど風呂にはいらず香水の匂いをプンプンさせまくった西洋人は日本人にとって「南蛮人」としか映らなかったのは本当かも。
                結構納得させられるお話でした。
                西洋人から観て日本人の変なところ、良いところ、いろいろ紹介してあって、すでに知っている話から全く知らなかった衝撃のものまで。おもしろかったです。
                同じ日本人だけど毎朝社歌を歌うというのは驚いた・・・。そんな会社わしは辞めるよ・・・。

                評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
                フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる
                0
                  こんな本を手にとってしまいました・・・。時々自分の脳に不安を覚えることが多くなってきたので思わず・・・。
                  「…」(あれ?今何を言おうとしていたんだろう?)まるでパソコンがフリーズするように、不意に言葉に詰まる。度々思考が停止する。人や物の名前が思い出せなくなる。そういう「空白の時間」が増えている気がしないでしょうか?放置しておけば深刻なボケ症状につながりかねない“フリーズする脳”の問題を、臨床経験豊富な専門医が語る。現代人の脳に今何が起きているのか。

                  もともと緊張しいなので、よく台詞につまったりはするんですが、最近疲れてボーッとすることが多くなったし、先輩に「疲れてるなー」とつっこまれるまで虚空と睨めっこしていたりします。
                  ホント、フと無心になってるんですよ。
                  こわ!!と思っていた矢先、この本をアマゾンで知って購入。

                  さっきまで覚えていたのに、ワードを開いた途端何を書こうと思ったか忘れてる!とか、自分が何を検索しようとしていたのかをグーグルの前で忘れたりとか、結構ここに書かれていることと一致する自分がいました。
                  いやー・・・。わしも勉強しなくなって○年。脳の力って落ちるんだなあと実感しながら読みました。
                  しかもパソコンに依存しすぎ。
                  わしはこの本の第四章「ネット依存『思い出す力』の低下」に当たるかな?
                  院生時代なんてネットとセットで夜更かしもしてたし。そりゃおかしくなるわいな。
                  就職してからは12時就寝の6時起床なんで、精神的にも身体的にもすごく快調です。でも、今でもパソコンにじっと向かい合っている時間が多いので、脳力が落ちつづけていたのねん。
                  やっぱ一つの画面のみをじっと長時間見続けているというのは良くないね。学生時代よりあきらかに集中力が下がっている自分を実感します。加齢によってボケるというのは、必ずしもそうではないらしい。使わなくなっていくことで衰えていくそうな。だから年齢的なものとあきらめるのではなく、脳の力を維持するためにいろいろな行動パターンを増やして行こうと思います。

                  あとは、やっぱり読書量が減ったというのも脳力低下のひとつかも。環境の変化によっても脳はフリーズするそうですYO!長い文章を長時間読んで理解して、感想をかいていた一年前までとはあきらかな読書量の低下。ここ一年、読む力も書く力もほとんど使っていませんでした。ああ〜・・・無沙汰せずにこれからは電車の行き帰りにどんなものでもいいから読もうと思います。
                  評論 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
                  「ユーモアのレッスン」
                  0
                    外山 滋比古
                    中央公論新社
                    ¥ 777
                    (2003-06-24)
                    Amazonおすすめ度:
                    ユーモアを解せる頭も必要、ということ
                    前半はいいのだが・・・

                    外山滋比古になにがあった!!というくらい駄洒落やらなんやら収録されています。
                    ユーモアを解するために必要な能力とかも考察してある(笑)。
                    中公新書で出していいのか?いや・・・好きなんだろうな・・・ユーモア・・・。
                    マークトゥエインのユーモアは結構好きです。
                    天国と地獄が話題になり、議論になった時、意見をもとめられて言った一言。「どちらにも友だちがおりまして・・・・・・」
                    こんなナイスな返しができたらいいよなあ。(笑)

                    しかしこの本、新書を読むようにいわれた高校生用図書に考えていたんですが、読んだ今は無茶振りだったような(笑)。
                    面白いけどこれで感想文はかけないかもな。相当書きなれて読みなれた大人ならいいけど。
                    わしはこの本を読むときは好きなページを時々ぱらぱらめくって読んでいます。暇潰しに最適。
                    内田百けんの「門衛」が紹介されていて、ちょっと気になります。積ん読候補かな。(  ̄∀ ̄)
                    評論 * comments(0) * - * - - * moji茶
                    「気流の鳴る音」
                    0
                      気流の鳴る音―交響するコミューン気流の鳴る音―交響するコミューン
                      真木 悠介

                      筑摩書房 2003-03
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                      「知者は“心のある道”を選ぶ。どんな道にせよ、知者は心のある道を旅する。」アメリカ原住民と諸大陸の民衆たちの、呼応する知の明晰と感性の豊饒と出会うことを通して、「近代」のあとの世界と生き方を構想する翼としての、“比較社会学”のモチーフとコンセプトとを確立する。

                      最初のほうは難しい・・・・が、後半の「旅のノートから」という章の中に入っている随想はすごくおもしろかったです。
                      メキシコは「うそ」を悪いと思わないという「骨とまぼろし」の話が好きです。道を聞かれたとき、その人に「知らない」という事実を伝えてがっかりさせるより、うその道を教えてその人にいい気分になってもらいたいという考え方らしいです。愛なのか迷惑なのか紙一重だな(笑)。
                      「時間のない大陸」というインドの価値観を題材にした話もよかった。
                      インダス川に悠久を見出す思想。日本にもあんな大きな川があれば今とは違う価値観があったのかも?土地柄と思想は比例するんだのう。

                      日本とは全然違う価値観が紹介されていてとてもおもしろいです。そして著者の文章が郷愁を誘う。文章の上手な人ってうらやましいなあー。

                      というわけで前半はとても哲学的でわしにはチンプンでしたが後半はとてもロマンチックで読まされる本でした。高校3年生の教科書にも載ってるそうです。・・・たしかに高校生には読んで欲しいかも。でも教科書で教わるよりは自由に読んで欲しいと思います。どんな名文も台無しにしてしまうのが国語の授業・・・。
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