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「マギ 24巻」
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    面白かった。
    とっても濃い内容だったので、またゆっくり読み返してみたい。ウーゴ君て、現世界の創造主だったのね・・・偉大すぎか。
    アルマトラン編が終了し、アルサーメン設立とアラジン誕生のいきさつが明らかにされ、各国は新たな局面を迎えることになる。
    これまで謎の存在として、詳細を明らかにされていなかったアルサーメン設立のいきさつが一番印象的でした。
    アルサーメンのメンバーには同情すべきエピソードが多く、一概に彼らを「悪」と断言できないところも話を一層複雑にする。
    彼らは、もとはソロモンと同じ『平等な世界』を築くという目的のため、共に死線を潜り抜けてきた仲間たちだった。だが、その死線を越えた先に彼らが見た光景は、ソロモンとは全く違うものだった。
    読んでいると、イスナーン達がソロモンから離反する心理もわからなくはないなぁと思ってしまう。
    そもそも『平等』とは 何か。
    愛する子どもを失い虚無感に苛まれるファーランと、愛する男の子供を腹に宿すシバは平等ではない。大切な存在を奪われた人と、そうでなかった人との差は大きい。そして、業火に焼かれたセッタは生き返らない。これからも歩んでいける人と歩みを止めた人は平等ではない。失った者は、失わなかった者と平等ではない。
    一方ソロモンは、そもそも、生き物は命の源泉であるルフというものから生まれた存在であり、いきとし生けるものの命はそのルフを共有しているという時点で平等で、現世の幸不幸はすべてルフに帰っていくと言う、壮大な命のサイクルを見ている。生きて、死ぬ、その繰り返しの中に存在するルフ。命の根源。
    ソロモンの観る世界が、アルサーメンの彼らには見えない。いや、見たくないのかもしれない。
    平和と平等は、おそらく誰しもが願うことだろう。だが、その言葉の解釈や実現の仕方は個によって異なる。この異なりが諍いと争いをうむ。
    ・・・深いなあ、と、読後はただただそればかり。
    あとは、とにかくアルバが怖いですね。(笑)封印され、意識だけになっても、ソロモンの意志を打ち砕こうとする執念。おお、宗教っておそろしい。
    さて、異世界の記憶をなくした人々は、現世界でアルサーメンとどう立ち向かうのか。
    今後の王たちの判断が気になるところです。
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