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「食堂かたつむり」
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    小川 糸
    ポプラ社
    ¥ 1,365
    (2008-01-10)

    多少荒削りな面がうかがえるものの、とても素敵な話でした。
    ホロリときたり、ヨダレが垂れたり。またたび酒に白ワインをまぜたお酒飲んでみたいです・・・。芥子の実が入ったドーナツも。あたたかい参鶏湯も、ザクロのカレーも。どれもこれも美味しそうで、静かな空間の、緩やかな時間の流れの中で作る、主人公の手料理にたまらなく惹かれました。
    そして、エルメスの話は泣いてしまった。だって、まさかそんなことになるなんて思いもよらないじゃないですか・・・!?え、え、本当にしちゃうの?えええ????と、読んでいる側もどうすることもできないままエルメスの経緯を見守るしかない。なるほど、へぇぇ、と感心しながらも、泣いてしまいました。
    食べることは生きることで、生きることは誰かの命をいただくということで。死と生、不幸と幸福は縄のように交互にやって来る。この世界の理みたいなことを、ひしひしと思い知らされるお話でした。
    主人公の倫子が知り合いに何となく似ていて(生き方か?)、私も彼女や主人公の倫子を見習って丁寧に生活しようと思うのですが、かないません(笑)。とりあえず、出汁をとるくらいはできるかなぁ。粉末だしを使ってるんですけど、あれって塩分高いんですよね?そろそろアラフォーだし、身体に入れるものくらいは自然のものを取りいれたい今日この頃。せめて煮干しだけでもいいし、鰹節とか、ちょっとやってみようと思います。
    とにかくたくさんの料理とお酒がでてきて、その食材の表現なんかも素敵で、手元においておきたい本でした。

     
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