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「海辺のカフカ」
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    世界で一番タフな15歳の少年の名前は田村カフカ。彼は自分探しの旅に出る。行き先はどこだっていい。
    半身であるカラスの少年、観念という存在、ナカタさんなどユニークな人々が登場し、カフカに直接に、あるいは婉曲的に関わっていく。
    そして世界は変化する。

    初村上春樹です(遅!)
    一人の少年の成長ストーリーと一言では片付けられないくらい濃いお話でした。哲学論や芸術論など作者の広範な知識がそこかしこにちりばめられています。
    そもそも自分とは・・・という哲学的な疑問を持つ少年が主人公なので、お話も自我とか意識とか、そういう専門チックなお話になるんでしょうね。
    この本を読んでいて、ジョージマクドナルトの「リリス」を思い出しました。大昔に読んだのでほとんど内容は忘れてしまったのですが、不思議な世界に迷い込んだ主人公を案内するカラスや、名前という概念についての考え方などが似ていたなあ・・・と。細部までは覚えていませんけど。
    自分は何者か、ということをテーマにした小説は他にも色々でているので、そこらへんに新鮮さはカンジませんでした。自己についての世界観もどこかで読んだことのある説だし・・と思ってしまったり。

    ただ、このお話は自己の追求というテーマ以外に、「縁」というテーマも含まれていて、それを軸に読むととても面白かったです。
    袖振り合うも他生の縁。
    無関係に思える人達が直接、間接的に相互しあって影響をあたえている。
    ナカタさんと星野青年。カフカと佐伯さん。佐伯さんとナカタさん、それ以外にもたくさんたくさん、いろんな人との不思議なめぐりあわせが面白かったです。

    それにしてもカフカのお父さんはキモイですね。(´∀`;)めっさ自己中心的というかマッドなカンジです。あの人の遺伝子を継いでると思うと、カフカが鬱になる気もちょっとわかります。
    最後はエクトプラズムみたいになってたしな。('A`;)キモイヨ
    星野青年によって調伏(?)されるわけですけど、結局お父さんは笛で何がしたかったのか・・・。どうせよからぬことしかしないんだろうけど。

    この小説のなかで一番好きなキャラは星野青年です。ナカタさんから(?)不思議な能力も授かっちゃって、彼はこれからどう生きていくのでしょう。星野青年のその後が気になるっ
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     (ま行)村上春樹 * comments(2) * trackbacks(1) * - - * moji茶

    comment

    こんばんは。 この本は私のオススメ本です♪村上さんのよさがとても よく出ていて、感動しました。星野青年、いいですよね♪
    ゆこりん * 2005/06/02 9:05 PM
    こんばんは! 初村上春樹でしたが大当たりでした。とても面白かったです。それにしても村上さんの博学さに脱帽。いろんな哲学者や本の名前がでてきてびっくりでした。未読本ばかり・・・。 今は「スプートニクの恋人」を読んでます。 村上春樹、ハマりますね〜。
    moji茶 * 2005/06/03 5:51 PM









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    東京中野区に住んでいた僕こと「田村カフカ」は、15歳の誕生日に家を出る。「自分...
    海辺のカフカ(村上春樹) * のほ本♪ | 2005/06/02 9:03 PM