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「こっちへお入り」
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    この本を読んで、せっかく関西に住んでるんだから落語でも聴きにいこうかと思うようになりました。落語って、全然興味なかったです。でも、こんなに奥が深い世界があったなんて!と、新たな世界の扉を開いてしまった感じです。
    著者の書き方がとても上手なので、主人公の江利ちゃんと一緒に、噺の登場人物に感情移入したり、噺家さんの演出に感動したりできました。

    「寿限無」くらいは知ってますが、「金明竹」や「大工調べ」「代書屋」などなど、面白そうな噺が多数紹介され、小説を読みながら、落語入門もできるという具合になっています。

    趣味を始めた頃の、覚えたことをどんどん吸収していく楽しさも再体験できました。私もお茶を始めた頃は、あれもしたい、これもしたいと張り切ったものです。いくつかの山場はありましたが、お茶のお蔭で仕事のストレスなんかもうまいバランスが取れてると思います。

    この作品の主人公の江利ちゃんも、私と同じアラサー。
    いまいちパッとしない日常、仕事のストレスや、家族との不和を、落語で心のバランスをとりながら頑張るワーキングウーマンの江利ちゃんは、私にとっては感情移入しやすいキャラでした。
    人生って、いろいろあって、全部がキレイに解決したりうまくおさまることなんてあんまりなくて、それでも前にすすまなきゃ生きていけないんですよね。そんな人生を落語を通して見つめたり、考えたりして頑張る江利ちゃんを応援します!


    タグ: こっちへお入り 平安寿子

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