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「新釈 走れメロス 他四篇」
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    いつも笑わせてもらう森見作品。「山月記」や「走れメロス」は微妙に原作をのこしつつ、森見世界を満喫させられる作品です。
    舞台は全て京大なんで、前作品の登場人物とかが出てきます。単品で読んでも面白いけど、数冊あらかじめ彼の本をよんでいると面白さ倍増です。
    詭弁論部が今回は大活躍でしたね。小出し小出しに変な学生が出てくる。(笑)パンツ番長も懐かしかったわ(笑)。

    でも一番のお気に入りは「桜の森の満開の下」です。原作は読んでいませんが、これはよかった。クールです。読んだあと溜息がでちゃった。ちょっとセピア。もう二人はもどれないのねー。男が望んだものはささやかな居場所。女が望んだのは成功、ということかな。「百物語」も興味深かったけど、一番はこれです。

    森見氏のクールな作品がもっと読みたいですねー!新刊でないかな!
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     (ま行)森見登美彦 * comments(0) * - * - - * moji茶

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