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「デイジー・ミラー ねじの回転」
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    「テヘランでロリータを読む」の中で議論の嵐を呼んだ「グレートギャツビー」と「デイジーミラー」。そんなに議論が沸くほど面白いのけ・・・?ということで両方読んでみました。「グレートギャツビー」はここではなくてもっと↓の記事になります。
    アメリカ的なもの〉と〈ヨーロッパ的なもの〉の対立を扱い,一躍ヘンリー・ジェイムズ(1843-1916)の文名を高からしめた〈国際状況もの〉の代表作「デイジー・ミラー」.その解釈をめぐってまさに議論百出の感のある,謎に満ち満ちた幽霊譚「ねじの回転」.ジェイムズの最もポピュラーな中篇2篇を収録.
    新訳「グレートギャツビー」はわし的にはいまいち・・・。でもこの「デイジーミラー」はすごく面白かったです!!
    「グレートギャツビー」にもデイジーという女が登場して、物語をひっかきまわしていくんですが、この「デイジーミラー」は同じ奔放な女のくせに変に儚げで主人公の関心をひきます。主人公が好意をよせるのも仕方ないし、放っておけなくなるのもわしには納得できました。この本は安心して主人公にシンクロできる本です。100年くらい前に書かれた古典だけどかなり面白かったです。
    「グレートギャツビー」のデイジーに比べると、こっちのデイジーは無知ゆえに異性交際が奔放です。計算とかしてなさそう。そのせいで社交界から締め出しをくらうことになります。自業自得なんだけどね・・・。でも彼女の言うことは、今の時代の感覚では何ら不潔な印象はなくいんですよ。・・・恥じらいを重視した昔の時代には合わない子だったんだあ・・・と、なんだか同情してしまいます。「グレートギャツビー」のデイジーは、結婚した身で夫とギャツビーを両天秤にかける不倫女だったけど、デイジーは十代のおませな女の子が、好きな男の子に対して揺さぶりをかける程度の両天秤なので、わしは個人的にこれはアリなんじゃないかと・・・。デイジー・ミラーさんは無知で無邪気なかわいそうな女の子ですYO。こういう女の子をわしは嫌いになれないという罠。

    「ねじの回転」は、最初はそうでもなかったけど、最期がすごく怖かった・・・。語り手になる主人公の女家庭教師はやたらと教え子にハグとキスをしまくってちょっとひきましたが文化の違いということで・・・。少しロリコン気味かもしれません。(汗
    マイルズのあの最期はエクソシストみたい!!結局本当に幽霊はいたのかいなかったのかも謎だし、そんな手記がずっとのこっていることも気になります。
    家政婦視点で物語を読むともっと怖いかも。自分が見えないものを見える見えるといって訴えかけてくる家庭教師にどう対処せよと・・・?みたいなかわいそうな立場です。
    この家政婦には結局幽霊は一度もみえなかったんだろうか。それも謎です。
    読後に謎を呼ぶ作品・・・。でも結構面白かったです。100年前にこんな小説があるってスゴイよね。



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