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「ハードボイルド・エッグ」
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    ハードボイルド・エッグ
    荻原 浩著
    双葉社 (2002.10)
    通常2-3日以内に発送します。

    フィリップ・マーロウに憧れ、マーロウのようにいつも他人より損をする道を選ぶことに決めた「私」と、ダイナマイト・ボディ(?)の秘書が巻き込まれた殺人事件。タフさと優しさを秘めたハードボイルド小説の傑作。

    「ハードでなくては生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」
    マーロウの言葉をモットーに、今日も探偵稼業に精を出す主人公。
    迷子のペット探しやペット探し、ペット探しなどもします。
    どうやらあんまり理想通りにはいっていない模様。
    秘書は巨乳・・・・・・?それは置いといて、秘書の綾さんはかわいいと思う。
    履歴書にあんなものをそっと忍ばせておくあたりが。(笑
    男性の欲望を見事利用したあくどい手段と出しゃばり具合がチャームポイント。
    この二人の掛け合いがまず面白くて、読む手がとまりません。

    ひょんなことから殺人事件に巻き込まれ、のんびりコメディ小説かと思いきや、結構スリリングな展開になっていきます。
    綾さんが現れたころから二人の掛け合いや事件捜査など読みどころも多くなり、前半はやや間延びですが、後半はかなりスピード感が出てきます。
    印象に残ったのは、綾さんが主人公と一緒に犯人に監禁されていたときの台詞。
    「怖いよ。年をとればとるほど死ぬのは怖いんだよ。人ごとじゃないからね。」
    エンディングがああだったし、そうなると思い起こせばこの台詞はかなり重い台詞だったんじゃないかと・・・。
    綾さんが来てから仕事も増えたような気がするし、ペット探しの腕もグングン伸びて、ちょびっと根性もついたんじゃないでしょうか。実はラッキーガール(? だった綾さん。
    読んだ後、綾さんがおせんべいを囓っている姿が目に浮かぶようで、最後はとてもいい気持ちで読み終わることができました。
    「僕たちの戦争」「コールドゲーム」と読んできて、これが一番面白い。
    荻原浩作品で一番好きな作品です。
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