<< February 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>

<< おどかしやがって!! | main | 「ゲド戦記」 >>
*たらいまわし本のTB企画第27回「ウォーターワールドを描く本」*

休日出勤してパソにログオンしてます(笑
誰もいないので背後を気にせず更新できてノンストレス。
今回はイタリアごろごろ猫記のねる様の企画です。お疲れ様です。

初めての生命は水から産まれ、生き物は水なしに生き延びれない。でも、同時に水の大きな塊は不安にさせる存在でもある。常に流動する水の中で通常のバランス感覚を保つのは難しい(河童や魚は別ですが)。そこには陸とは違う別世界がある、と思ったりするわけです。
そこで、海、川、湖、運河、雨、洪水、台風(結局何でもあり)など、水のある場所「ウォーター・ワールド」を印象的に描いた本を教えていただけたら、とこんなお題にしてみました。

というわけで、水のある場所の本・・・・といえばこれかな・・・?
出口のない海
出口のない海
posted with 簡単リンクくん at 2006. 9.10
横山 秀夫〔著〕
講談社 (2006.7)
通常24時間以内に発送します。

映画の原作ですね。映画では終戦間際とは思えない程たくましい体型の方が演じます。
かなり前に読んだから内容もウロ覚えですが・・・・
特攻兵器という悲惨な鉄の塊と、主人公の純真さが対照的に描かれています。死ぬことが決まっても夢を持ち続けることができる主人公が、本当にまぶしくて感動した作品です。

蝿の王
蝿の王ウィリアム・ゴールディング
新潮社
1975-03
売り上げランキング : 40966
おすすめ平均star
Amazonで詳しく見る

by G-Tools

無人島に取り残された少年たちの悲劇。
子どもらしさという残酷、狂気。読んでいて鳥肌が立ちます。
この本を読んでる時なんだか既視感を感じてたんですが、「野火」にちょっと似ていることが判明。精神的にきます。ホラーです。

神の火 上巻
神の火 上巻
posted with 簡単リンクくん at 2006. 9.10
高村 薫著
新潮社 (1995.4)
通常2-3日以内に発送します。

「野火」と「蠅の王」に既視感を覚えたのは、火が特別な存在たということ。死がちらついていること。プロメテウス、ベルゼブル、と宗教的な言葉が出てきて、破戒的なシーンが出てくる点も共通しています。それつながりで・・・
これも原発の火をプロメテウスとして描いてるんですが、大好きな高村薫女史の本。
この本も独特の恐怖と破戒感が描かれています。「野火」と「蠅の王」ほど狂ってはいませんが。
合田シリーズの次にすきです。でもずいぶん前に読んだから内容が・・・・
最後は海のシーンで終わるんでしたが、かなり象徴的でよかったです。
なんだか暗い本が続いたので明るい物を一冊。

今日からマのつく自由業!
喬林 知〔著〕
角川書店 (2001.10)
通常24時間以内に発送します。

時々唐突に読みたくなるティーンズ文庫・・・
そういや主人公は便器に飛び込んだり前世が水に縁のあるご出身だったなあと思いまして。
文体がすっごくキャピキャピしてて、読みづらいですがアニメは結構面白いです。

なんだか「海」ネタが多くなりました。水=海とか思ってるんでしょうね。
そして海=回天・無人島・原発・便器と結びつく当たりがちょっと・・・・
我ながら今回はコアなネタになりました。
* comments(19) * trackbacks(12) * 企画 * 17:31 *
コメント
こんにちは。おおお!これまたコアな回答。素敵です。
「蠅の王」と「今日からマのつく自由業!」が並ぶと、
なんともいえない雰囲気ですねー。にこにこ。
「出口のない海」
>映画では終戦間際とは思えない程たくましい体型の方が演じます。
あああ・・・海老ですね。
おおっ!ここにも海繋がりが(笑)
* 菊花 * 2006/09/10 9:26 PM *
こんにちはー。
確かに「蠅の王」とマ王シリーズが並ぶとおかしな雰囲気ですねー。( `ι´)ククク
「蠅の王」といい「出口のない海」といい、閉じこめられ系ですが、別に海に嫌なイメージとかはないですYO
なぜか暗いラインナップになりましたとさ
* moji茶 * 2006/09/11 9:08 AM *
休日出勤、おつかれさまでした。
『出口のない海』は海老様ですね。
>終戦間際とは思えない程たくましい体型
あはは(笑)
それに海老様、顔が濃すぎです(笑)
横山秀夫の小説は読んだことがないんですが
この間、NHKで放送されたドラマ「クライマーズ・ハイ」は
よかったです。
『蝿の王』は名作の呼び声高いので、読みたいところなのですが
どうもホラーが苦手で…(;´Д`)
そして高村薫!わーい!
高村薫のファンを自称する私ですが、
実は『神の火』は読んでいないのです。
だって、高村さん、寡作だから、全部、読んじゃうと、
後がないんだもん(;´Д`)
今月から新潮で、新連載『太陽を曳く馬』始まりました!(宣伝 笑)
* LIN * 2006/09/11 11:06 AM *
moji茶さん、こんにちはー。
わ、どれも未読か…?と思ったら
「神の火」だけ読んでました。ほっ。
これも面白かったですねー。
実は合田よりも、こっちの方が好きなんです。(^^ゞ

「蝿の王」は、何度か読もうとしたことがあるんですが
あらすじを見ると、どうも腰が引けてしまって…
そのまま書架に戻しちゃってます。
やっぱり精神的にくる本なんですね。
やっぱり、まだちょっと読めないかも…
* 四季 * 2006/09/12 6:21 AM *
>LIN様
こんにちはー。私も少ししか横山作品は読んでないんですgが、「クライマーズハイ」は一番最高でした。
高村薫女史の新作がとっても気になりますよね。
しかも合田シリーズですYO!見逃せません!!

>四季様
「神の火」いいですよねー。レバニラの青年が切なかったです。
「蠅の王」は・・・泥沼版15少年漂流記でしょうか。
あらすじで引きますよね。私は職場の友達に勧められてよみました。怖いけど、読んでよかったなぁと思う作品です。
名作です。

* moji茶 * 2006/09/12 8:16 AM *
moji茶さん、おはようございます。
横山さんは以前かなり話題になった犯罪もの(タイトル失念)の作者として
噂だけ聞いてまして、読んでみたいなと思ってた方です。
『蠅の王』表紙からして怖いですね(^^ゞ。
子どもと無人島の組み合わせは、わくわく楽しい冒険♪なんて
安直に思ってしまうけど、これはおどろおどろしい。
悲劇なんですね。ハッピーエンドじゃないんですね。う。
無人島とか漂流のお話って結構好きなのですが、
そのバカンス気分が永遠に続くわけでないのがね。。。
高村薫さんは未読ですが、次回帰国の際全冊
買ってこようと思ってますよ!←鼻息荒
* ねる * 2006/09/12 9:18 AM *
こんにちは、moji茶さん。
「出口のない海」とは渋い選択ですね。
今秋、公開の映画だったかな?本の方は実を言うと途中で挫折してしまいました。もう一度挑戦してみようかしら。
「マ王」は、確かに、水洗トイレからですから「水」ですね(笑)アニメ、私も見てます。原作は最近ちょっとテンポが悪くなったかなあ…(^^ゞそれでも惰性的に読んでます。
* NARU * 2006/09/12 11:25 PM *
>ねる様
おはようございます。企画お疲れ様です。
高村薫さんの本は本当に少なくて・・・(涙
最初男性作家さんかと思うくらい硬い内容なので、女性と知ったときは驚きでした。
全冊買ってもすぐ読んでしまうこと間違いなしです。かなり硬質な文章だけど、面白いですよ。

>NARU様
こんにちは。
「出口のない海」は、私は一気に読んだと思います。ちょうど荻原浩の「僕たちの戦争」とかを読だ直後で、戦争物が重なってスラスラいけたんではないかと・・・。
「マ王」は雪が降る!あたりで読むのが止まってます。どんどん出てるんですよね。最近深夜アニメで見かけて懐かしかったです。

「蠅の王」は題名からして蠅とかついてますし。常に血の臭いが取れない少年小説です。
* moji茶 * 2006/09/13 10:35 AM *
moji茶さん、こんにちは。

横山さんの本、ずーっと読んでみようと思いながらも未読です。
『半落ち』は映画を先に観てしまったので何となく既に読んだ気になってしまっていますし(・∀・;)
『出口のない海』も映画化なのですよね!でも横山さんの本というと何となく警察小説のイメージを持っているのでこれは意外な感じです。
あ、でもmoji茶さんは『クライマーズ・ハイ』が一番最高なのですね!
実は最近文庫化されたし、これを最初の横山作品にしようと狙っているところなのです。
* みらくる * 2006/09/13 2:11 PM *
>みらくる様
こんにちはー。

横山さんの本は「クライマーズハイ」が一番オススメですYO!
感動するし、考えさせられるし、深い一冊でした。

「半落ち」は映画は観ていませんが、私の中では不完全燃焼におわった小説になってしまいました。
私もまだ横山作品はちょっとしか読んでないし、今度は「震度0」が読みたいです。
* moji茶 * 2006/09/13 3:43 PM *
moji茶さん、こんばんは。
テンプレまで素敵に変わってて、休日出勤の効果でしょうか。(うっとり)
水→海で、『出口のない海』
これは、大分前に私も読みました。読んでる間中、悲しくて、悲しくて辛かったのを覚えています。でも最後まで読まずにいられなかったです。
「クライマーズハイ」、以前オススメしてらした時、図書館で予約しました。今順番待ちで楽しみです。
震度0は読んだんですが、何だか私には合いませんでしたyo。
「蝿の王」、ものすごく怖そうですね。
でも心惹かれます。読んでみようかな。。。読んだら、びくびく寝られない系なんでしょうか。
* ワルツ * 2006/09/14 10:10 PM *
こんにちは。テンプレも変えてみました テヘ
横山秀夫氏の作品は、結構当たりはずれがあると思います。私は「半落ち」があんまりでした。
でも「クライマーズハイ」は良いと思いますYO!

「蠅の王」はあれらを行うのが少年たちである、という恐怖があります。
大人ならいろいろ考えて歯止めがきくことも、子どもたちだとより残酷、残忍な方向にいってしまう。
精神的に怖いです。
* moji茶 * 2006/09/15 10:35 AM *
moji茶さん、こんにちは〜。
既読は「神の火」だけで、「出口のない海」は積んでる状態です。
「蝿の王」は精神的にめちゃめちゃキツそうですね。
あらすじ読んだだけで背筋がぞわわっ。
でも、最後にマ王を見つけて和みました。
(原作は読んでないけど、アニメは何度か見たことあります)
一口に水と言っても、イメージはいろんな方向に広がるものですね。
* sa-ki * 2006/09/15 7:30 PM *
moji茶さんこんばんは。
今回、読んだことあるのは『蠅の王』だけでしたorz
「三大クソガキ小説」と読んで愛している小説です。(他の二つは『ブリキの太鼓』と『悪童日記』)
* Mlle C * 2006/09/16 2:26 AM *
>sa-ki様
こんにちは。「蠅の王」はきついけど、友達が勧めてくれただけあって、深かったです。
「出口のない海」は戦争モノなので、好きな作家さんとかじゃないとなかなか手が出せませんよね。
横山氏の戦争物は結構面白かったです。
水・・・最後にマ王でしめたのはよかったのか悪かったのか・・・(汗

>Mlle C 様
こんにちは。おおおおお「蠅の王」!!
読んでいる人がここにっ
ワーイ
「三大クソガキ小説」 笑
いいですねぇ。「悪童日記」と「ブリキの太鼓」もそんな内容なのですか・・・未読ですが、三大クソガキ小説は読破しておきたいところです。
* moji茶 * 2006/09/18 2:17 PM *
「出口のない海」さっき読みました!

前半の野球話は、魔球とか言ってて、どうなっちゃうんだろうとドキドキしましたが(笑)、
後半は作者も登場人物の心に入り込めたのか、ずんずん進んで、とてもよかったです。
特に終わりが華々しく散るんじゃなくて、登ったあとは降りるのが「クライマーズ・ハイ」と似てて、横山を感じました。
ものすごく右翼ちっくな内容だといやだなと、恐々読んだんですが、そんなことは全然なくて、ちょっとほっとしたり。

導入部で、古い記録映画を見て、過去を回想するってことになってます。
この映画、「有名な映画監督が作った作品」と書いてあるんですが、
これのことかなあ。

http://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0000055/
* overQ * 2006/09/22 7:39 PM *
こんにちは!
最初主人公はなんて能天気なんだ・・・と思いましたが、最期には彼のキャラクターがどれだけ救いになることか。
最近の小説は戦争=右翼じゃないので読みやすいです。激しく肯定とか、激しく否定とか、極端でなくていい。判断は読み手に与えられていますから。

ああ〜・・・どうなんでしょう。結構記録映画って多いんですよね。新聞広告一面に出てるのもあったり(笑
私は『人間魚雷』と『魚住少尉命中』という映画をみたことはありますが・・・。
* moji茶 * 2006/09/23 2:32 PM *
こんにちはー。遊びにいらっしゃって頂いて、ありがとうございます!
横山秀夫、私は好きで、「半落ち」も「クライマーズ・ハイ」も楽しく読みました。
クライマーズ・ハイは、今年のちょうど8月に読んで、11日にはかなり感慨にふけってしまいました。
これはまだ読んでないので、読んでみます!
* きみ駒 * 2006/09/23 10:29 PM *
こんにちは!こちらこそありがとうございます。
「クライマーズ・ハイ」は、私も内容を知らないまま手にとって、そのまま熱中して読んでいたんですが、ちょうどテレビで特集をしているのを見て、ようやくそんな時期なんだと気づいた派です。(死
「出口のない海」もちょうど夏に読んだなあ・・・。

* moji茶 * 2006/09/25 8:08 AM *
コメントする








preview?
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。

この記事のトラックバックURL
http://mojityan.jugem.jp/trackback/283
トラックバック
たらいまわし・本のTB企画 第27回「ウォーターワールドを描く本」
たらいまわしでお題が決められ、本を紹介していく「たらいまわし・本のTB企画」略して「たら本」。 今回のお題は「イタリアごろごろ猫記」のねるさんからの出題です。 ****************** 第27回「ウォーターワールドを描く本」 初めての生命は水から産まれ、生
| 時々、読書感想文。 | 2006/09/10 9:17 PM |
たらいまわしTB企画第27回「ウォーターワールドを描く本」
たら本です。 どなたでも参加できるTB企画。 テーマに沿った本を紹介する記事を書
| やっぱり本が好き | 2006/09/11 10:38 AM |
たらいまわし企画・第27回「ウォーターワールドを描く本」
今回のたらいまわしの主催は、イタリアごろごろ猫記のねるさん。今回のお題は「ウォーターワールドを描く本」。私の中にも、どこか海に憧れる気持ちがあるのですが、こうい...
| Ciel Bleu | 2006/09/11 4:19 PM |
たらいまわし本のTB企画第27回「ウォーターワールドを描く本」
久々の参加となります。どなたでもどこからでも参加できるTB企画、たらいまわし本のTB企画第27回「ウォーターワールドを描く本」にエントリーします。今回の主催者は...
| 猫派の読書空間 | 2006/09/11 10:54 PM |
たらいまわし本のTB企画第27回「ウォーターワールドを描く本」
大変長らくお待たせしました。たら本です。 大盛況でした第26回『本に登場する魅惑の人々』を主催されたワルツさんが、たらいをイタリアまで飛ばしてくださいました。素晴らしい腕力!さすが、毎晩腕立て伏せを100回こなされている二の腕美人です。イタリアに住み17年
| イタリアごろごろ猫記 | 2006/09/12 9:27 AM |
ウォーターワールドを描く本
本のトラックバック企画に参加します。 今回の出題者はイタリアごろごろ猫記のねるさん、お題は「ウォーターワールドを描く本」とのこと。詳しくはねるさんのところをご覧ください。読書に腕の覚えのある方は、参加してみて
| うるしのうつわ うたかたの日々の泡 | 2006/09/13 11:37 AM |
たら本 第27回『ウォーターワールドを描く本』
第27回たら本です。 今回はイタリアごろごろ猫記のねるさん主催です。 そして、お題は『ウォーターワールドを描く本』です。 海、川、湖、運河、雨、洪水、台風など、水のある場所「ウォーター・ワールド」を印象的に描いた本・・・というと私はやっぱりコレです。
| take a break | 2006/09/13 1:52 PM |
たら本27「ウォーターワールドを描く本」
★漱石の始まりと終わり次第に楽になってくる。苦しいのだかありがたいのだか見当がつ...
| AZ::Blog はんなりと、あずき色☆ | 2006/09/14 11:26 AM |
たらいまわし本のTB企画第27回 『 ウォーターワールドを描く本 』
先日、南禅寺で撮りました。お寺と接して通る疏水の水路閣です。古代ローマの水道橋(ポン・デュ・ガール / フランス)のよう。 琵琶湖疏水は、明治期、京都の水不足を補う為琵琶湖から京都へ引かれた水路です。世紀の大事業は、弱冠23歳
| ワルツの「うたかた日記」 | 2006/09/14 10:19 PM |
たらいまわし企画 第27回
ねるさんの主催でお送りするたらいまわし第27回。お題は「ウォーターワールドを描く本」です。初めての生命は水から産まれ、生き物は水なしに生き延びれない。でも、同時に水の大きな塊は不安にさせる存在でもあ...
| Breezy days | 2006/09/15 7:07 PM |
たらいまわし本のTB企画第27回「ウォーターワールドを描く本」
約二年前にoverQさんから始まった「たらいまわし・本のTB企画」。 今回たらいは海を渡り、イタリアのねるさんの元へ。 国際的になってきた! 初めての生命は水から産まれ、生き物は水なしに生き延びれない。でも、同時に水の大きな塊は不安にさせる存在でもある。
| Le Journal de La Princesse frivole | 2006/09/16 2:11 AM |
たら本TB企画・第27回「ウォーターワールドを描く本」
文学大好きな皆さま、こんにちは。こちらのBlogからは初参加となります、きみ駒でございます。 今回も遅い参加ではありますが、どうかよろしくお願いします。 そしてこれを機会に、引越し先の新Blogへ遊びに来てね来
| きみ駒、ほっこり。 | 2006/09/22 10:21 PM |