<< 「東京奇譚集」 / 「ダンス・ダンス・ダンス」 >>
「舞姫通信」
0
    舞姫通信
    舞姫通信重松 清

    新潮社 1999-03
    売り上げランキング : 122,637
    おすすめ平均star


    Amazonで詳しく見る
    by G-Tools


    初重松清です。ず〜っと避けてました。所謂、読まず嫌い作家さんの一人。
    重松氏の本て、学校とかで推奨本になってるんですよ。読書感想文推薦図書だったり。それでなんとなく、教訓めいて、イジメとか自殺とか、かた〜い問題をまじめくさく小説にしてる人なんだというイメージを作っていました。
    でも読まず嫌いをなくすのが当ブログのモットーなので、頑張って選びましたYO!

    実際読んでみると、やっぱりまじめに自殺というテーマに取り組んだ本でした。でも思ったより臭くないし、学校が生徒に読ませたいと思うのもわかるかなぁと、許容の気持ちで読めました。
    自殺に賛成の人、反対の人、傍観する人、さまざまの立場から自殺を論じています。

    話の軸は二つあって、まず「学校編」。これは自殺を神格化するような投書『舞姫通信』に翻弄される教師たちの語。次に「佐智子編」とでも名づけましょうか。自殺した陸君の面影を忘れられない弟の海君と、陸君の恋人だった佐智子さんのお話。

    作者自身は「人は死のうとおもえば死ねる。いつでも死ねるなら、まずは生きてみろ」といいたかったのかな?でも決定的な作者の主張というものは設定されていないように感じました。
    あくまでも考えるのは読み手。そういう姿勢で書いているのかなぁ。

    自殺というテーマを真剣に考えてもらうにはとってもいい本だと思います。

    「佐智子編」は、主人公の海君と佐智子の関係を軸に読めばいいとおもいますが、ちょっと佐智子に共感できず・・・。彼女かなり台風の目ですよね・・・?原因というか諸悪の根源というか。
    ていうか海君にたいしてものすごくひどいことしてませんか。海君がいいならいいんだろうけど。
    最後は全てを失ったように書かれていますが、それでもちょっと納得いかんなあ。それでチャラになる問題か?
    おいおいこんなんで終わりかい!みたいな。受身すぎる海君にもツッコミを思わず入れてしまいました。
    「学校編」は面白かったけど、「佐智子編」で相殺。プラマイ0の作品です。
    Check
     (さ行)重松清 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶

    comment










    trackback

    ・・・ http://mojityan.jugem.jp/trackback/154