マン・オブ・スティール
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    あのダサ全身青タイツ&赤マントが、昭和以上にかっこよく見えてしまう。イケメンと筋肉はやはり大正義。

    展開が早く、最初は息子にねだられてアマゾンプライムで見始めたのだけど、星の命運がなんちゃらとかいう前半で息子はすでに飽きてしまった。詰めすぎかなぁという感じもなくないけど、スーパーマンを既知のわたしからすると丁度いい進み具合で、育てのお父さんが犬を助けに行くシーンは泣いた。親の思いを大切にするクラーク・ケントは良い子すぎるし生みの親の願い通り育ってくれて感謝しかない。

    悪役たちにも戦う理由があって、ちゃんとヒールが成立している。

    中でも一番かっこいいのは米軍の将軍。宇宙人にも怯まずナイフでタイマン張ろうとするしメンタルが鋼すぎ。最後の突撃シーンはあっさりすぎる気もするけどクールに任務をまっとうする米軍をアピールしたいのかな?

    最初はモブキャラ以外の何物でもなかった博士がラストでめちゃくちゃいい仕事するのも、そのままブラックホールに飲み込まれるのも、軍人なら覚悟の上なんやな。こういう映画は軍人がやたらかっこいいよね。博士もとぼけた風でしっかり覚悟が決まってる。絶対命乞いするキャラだと思ってたけど。

    スーパーマンより脇役たちが光る映画だったかも。

    もちろんスーパーマンはかっこいいし、戦闘シーンなんかは大迫力で、ビルは破壊されるし倒れてくるしで、スクリーンで見れば鳥肌モノだろうし、次シリーズがあるならぜひとも映画館で見たいやつ。

    そしてラストはそういうふうに帰結するのかぁと終り方もきれいでした。

     

     

     

     

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    「小さいおうち」
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      戦後日本の生活は大きく変わったんだな。

      女中なんてのはもうこの国にはいないんじゃないか。漱石の小説にも普通に出てくる女中さん。どうしていなくなったのかな。みんな裕福になった?

       

      時代は昭和10年。関東大震災後。

      手紙の伏線は結構始めのあたり。

      東京のお屋敷は優雅です。歴史的には支那事変など色々あったかもしれませんが、当時を生きる女の子からしたら、そんなことは関心事じゃなかったかもしれません。そんなことよりは坊っちゃんの小児麻痺とか、奥さんのこととかが大事だったのかも。

       

      タキちゃんめっちゃいい子で涙出るわ。

       

      タキが自叙伝を書いて死んだのは、夏目漱石の「こころ」に通じるものを感じた。親友Kの死、結婚はしてるけど子をなさなず、死んだつもりで生きていた先生。

      先生と同じで、ずっとタキは一人で十字架を背負って生きていたのかな。胸が締め付けられるな。めっちゃ田舎の素朴ないい子なのに、一人で抱えてるの見たら可哀想すぎた。

       

      非国民という言葉は恐ろしい。タキちゃんは一生懸命時子を守ろうとしただけ。

      世間体を守るのか、心を守るのか。何が最善だったのか。ずっと悩んでたんやろうなぁ。

       

      手紙をずっと持ってたタキちゃんを思うと泣けてくる〜泣けるんだー(T_T)タキばあちゃんと一緒に泣いた。

      そしてそれをたけしくんに託した。

      もう彼女が生きる理由はなかった。

       

      たけしくんはいい感じに鈍いから、もう一つのタキちゃんの秘密には気づかないかもしれないけど、それでいいんかもな。

      板倉とタキちゃんは多分一度くらいは戦後どこかで会ってるのかな。それとも彼女が個展に密かに行ったか。

      出征前の別れ際の抱擁、あれは同志としてのものだよね?

       

       

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      「帝都物語」
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        昔見てめっちゃ好きだった記憶があるので懐かしくてもう一度見たら主人公が石田純一で吹いた。

        渋沢栄一とか森鴎外とか泉鏡花とか、明治が好きならハマらざるを得ない。

        荒俣宏が持てる知識を総動員して書き上げた大作ですが、映画はめっちゃダイジェスト版で、これ昔見た自分よく面白いと思ったなというくらい端折りまくりのハイスピード展開でした。

        学天即の最期とか、むかし感動した覚えあるんだけど、今見たらよくわからんかった・・・

        平将門も眠ってるところ無理やり起こされて迷惑千万やろなと思った次第です。

         

         

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        「かもめ食堂」
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          かもめ食堂に集う女子3人。

          みんな事情あり?でも立ち入らない干渉しない。

           

          もたいまさこのスーツケースの中身が怖すぎて(笑)彼女だけ生きている世界線が違う(笑)

           

          かもめ食堂のメニューはおにぎりがやっぱり一番。だけどトンカツが私の中では一番食べてみたかった。おいしい映画だった。

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          「伊豆の踊り子」
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            高橋英樹と吉永小百合のカップル

            初々しくてやばかった。 

            高橋英樹がとにかく爽やかで、爽やかで・・・イケメン。超絶イケメン。

             

            当時の学生さんリスペクトされすぎてるし、昭和初期でも女は黒繻子の襟してるし、旅芸人の泊まる宿は場末すぎるし、場末の売女は底辺すぎて、そういう時代なんやな・・・ってしみじみしました。

             

            活動写真見れなかったときのかおるの涙に泣いた。

            せ、切ねぇ(T_T)

             

            白黒映画めっちゃ面白いな。

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            「幕末太陽傳」
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              品川宿に実在した遊郭が舞台。

              主演はフランキー堺。

               

              み、みんなお歯黒だぁー!みたいな新鮮な驚きから私は始まりました。昔の映画って歴史の勉強になるわ・・・。

              遊郭の中の様子がものすごくよくわかって、部屋の様子とか、遊女と客とのやり取りとか、すごく面白い。

              そしてその遊郭に異人館焼き討ちを企む高杉晋作一派が潜伏しているというどこまでも楽しみな設定です。石原裕次郎が、若い。そして久坂玄瑞は爽やかなイケメンだった・・・。

               

              遊郭のドタバタ悲喜劇と異人館焼き討ちの話が交錯する世界。

               

              フランキー堺が演じる男は一見飄々として調子のいい男だけど、計算はできるしお運びから草履番から調停役まで何でもこなし、いつの間にか遊郭にいる様々な人たちの信頼を得ていくところが見どころです。

              薄情なようでそうでもなく、強きをくじくかといえばそこまでの気概はない。妙に肩の力の抜けた男。

               

              最後まで何者なのかわからなかったけど、ラストはあっさり終わります。

               

              後でウィキペディアで調べたら、幻のラストというのがあったらしく、確かに最初のシーンを見れば、最後のシーンも監督案で行けば辻褄が合ったのにな、なんて思いました。そしてそれが庵野監督に引き継がれるとか。

              まさかの真エヴァに繋がって、ちょっとびっくりしました。

              真エヴァの後半の展開の謎が少し溶けた気がする。

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

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              「シャーロック・ホームズ」
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                人気絶頂のロバート・ダウニー・Jr.が主演。奇人変人で有名なシャーロック・ホームズを演じています。

                 

                ロバート・ダウニー・Jr.はアイアンマンから好きなのですが、今回はそれよりジュード・ロウ演じるワトソンがあまりにも格好良すぎて興奮してしまいました。

                 

                医者だけどめちゃくちゃ強いんですよ。ワトソン君、従軍経験あるからってチート過ぎない?ホームズの謎解き半分、ワトソンとホームズ二人のアクション半分な今時の退屈させないテンポ良い感じの映画でした。

                いろいろ盛り過ぎて黒魔術とかトリックとか謎に迫る面白さには少し欠けるかな。とにかくこの名探偵二人が最高に熱い映画でした。

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                「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」
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                  最近は映画館に足を運ぶことができなくて、もっぱら自宅で鑑賞しております。

                  今回観たのは「バットマンvsスーパーマン」。

                  二大ヒーローが互いの存在に疑問を持ち、対立するという構図です。

                  スーパーマンの力がチートすぎて、人間のバットマンとどう戦うのかというところに注目なのですが、スーパーマンの故郷にある、彼を弱体化させるという謎の宇宙鉱石がでてきます。

                  話をひっかきまわす悪役の青年、取って付けたように後半出てくるラスボス等、なんか盛り込みすぎでは・・・。

                  しかもバットマンとスーパーマンの二人の対決だけに的を絞ればよかったのに、DCコミックを読んでないと分からない登場人物が数人出てきて、それも突然なので、読んでない私は?????と頭を抱える羽目に。

                  ラストはその唐突に出てくるヒーローが加勢に来る割りに、あんまり役に立っているようでも無く、スーパーマンの死亡というところで終了。死んでないっぽいけど。

                  というわけで、ストーリーに伏線をはりすぎてなんのこっちゃ。

                  マーベルヒーローズのアベンジャーズに対抗して作られたのかな?

                  次回作はDCコミックのヒーローで夢のチームでも組んで、悪と戦うんでしょうか。うーん、いまいちでしたね。

                   

                  バットマンことブルース・ウェインにベン・アフレック、その執事であるアルフレッド・ベニーワースにジェレミー・アイアンズを当ててきたのは監督グッジョブ・・・。ずっとこの2人を眺めていたいくらいロマンスグレーでした。配役にはなんの文句もありません。バットマンスーツはシリーズごとに違うんですけど、今回のは対スーパーマン使用なのか、とてもごつかったです。ジャスティスというよりはヒール寄りの色合いが強めでした。

                  映画 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
                  シン・ゴジラ観てきた
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                    観てきました・・・シンゴジラ・・・すごかった・・・かっこよかった・・・ゴジラも・・・人間も・・・すげぇ・・・めっちゃかっこよかったです・・・。

                    以下ネタバレしかないのでまた見てない人は読まないでください。

                    なお、観る際は4DXで是非とも見てくださいね。

                     

                     

                    観に行ってから二日たってますけどまだ自分の中で完全に飲み込めてません。

                    まずは、めっちゃシンプルでした。

                    ゴジラ対人間。以上。

                     

                    第一形態のゴジラの目が気持ち悪すぎて、薄気味悪い体液をまき散らし引きずりながら川を上っていく姿はめちゃんこ気持ちわるかったです。ゴジラの火炎が熱線に変化するところなんて最高に庵野さんだったし、その熱線がビルを、ヘリを消し炭にして、ビルを真っ二つにして、東京を焼き尽くす!人を焼き尽くす!!業火の中に立つゴジラ!こえぇぇぇええええ!!

                    実際、ゴジラのシーンは、人間のシーンに対して少な目なんですが、もうお腹いっぱいです。

                    出てくるたびに大きくなっていて、人間が刺激するたびに進化していく。果ては羽が生えるかも、ねずみ算式に増えるかもと言われるだけで恐怖がこみ上げてくる!ひぃい〜早く退治してくれぇ〜と中盤はハラハラドキドキ。始終ハラハラでしたが(笑)。

                    時間にするとそんなにないゴジラの破壊シーンですが、ああ〜御社〜!弊社〜!という具合に、錚々たるビルがあっという間に瓦礫と化します。熱線で真っ二つ!そのワンシーンワンシーンが強烈で衝撃的。そしてそこでその音楽使ってくるのか〜!とか、そのテロップ庵野さんて感じ〜!という具合に、ゴジラとエヴァを知ってる人は通常の1.5倍くらい楽しめます。

                     

                    そんなゴジラに果敢に立ち向かう自衛隊。

                    ヘリの飛行隊が単縦陣でビルの間をすり抜けていく様とか、並列飛行とか、機関銃とか、命令伝達方式とか、高技術!リアル!震える!!戦車隊中隊長が斉藤工なのもよかった!ちょっとしか映らないのに豪華俳優つかってくるところも好きです!

                    あとは電車特攻とかも最高でした。

                    自衛隊の戦車、ヘリ、護衛艦が大活躍!「きりしま」映ってましたね〜♡

                    今持てる、日本の最大の火力対ゴジラ。

                    胸熱だったのは、最後の決戦で民間協力者がいたところ。咄嗟に東北の地震のことを思い出してしまいました。

                    他にも、自国の安全、戦略をまげて日本をギリギリまで応援してくれたフランス、アメリカ、ツンデレの国連・・・。

                     

                    ゴジラもかっこよかったけど、人間も最高にかっこよかったです。

                    あとは石原さとみがめっちゃ良い匂いしそうでした。

                     

                    他にもたくさん印象的なシーンはあります。日本はトップが死んでもすぐに次のトップが現れて、国家の危機に瀕しても決して活動が途切れないという利点のあるところや、有能な若者が国家を支えていることや、国防の最後の砦は自衛隊であることや、まあ当然といえば当然なんですけど、それらのことを全て有利に捉えてゴジラと対峙していく矢口蘭堂とその仲間たちに胸が熱くなります。

                    実際東京が何らかの災害に見舞われても、きっとこうやって公務員や民間が協力して動くのだろうなぁ、なんて思ったりもしました。

                     

                    決して架空の話ばかりではない、限りなくリアルに近いゴジラでした。

                    もう一回観に行きたい。

                    映画 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
                    「スリーデイズ」
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                      ジェネオン・ユニバーサル
                      ¥ 2,480
                      (2012-03-02)

                      どこが「スリーデイズ」なの?という、根幹からわかってなくてすみません。

                      奥さん無罪ですよね?殺人現場ですれ違った謎の女性(この人が真犯人)も見つかってないし、凶器の消火器には奥さん以外の指紋もついてるしね?
                      状況証拠は被害者の血痕の付いたコートと奥さんの指紋の付いた消火器、当日被害者と奥さんが口論していたという目撃談(上司と部下の関係)、立ち去るのを見たという同僚の証言。
                      これだけで有罪になるんかいな???
                      でも弁護士は彼女の無罪を主張するのは無理だと主人公の夫に言うんですね。
                      そして追い詰められた夫は、もうだめだ・・・万策尽きた・・・脱獄しかない!!!となるわけですが、何故・・・。何故そうなる。
                      思い切りがよすぎる夫の職業は二年制大学の教師です。
                      教師=頭がいい という設定?
                      裏ルートに潜り込み偽造パスポートを作ったり、脱獄囚から情報を得たり。ユーチューブで万能キ―を作ってみたり。教師器用だなおい。最後は麻薬組織の元締めのところに乗り込んで、人生初めての銃撃戦で完全勝利。証拠も残さない。
                      なんかすげぇ。夫すげぇ。もはや教師の範疇を超えてる!!!てか人間としても強すぎの部類!!!!

                      夫によって綿密に練られていく脱獄計画ですが、なんでそうなるの!?おかしいじゃん???という疑問はすべてラッセルクロウの熱演がとっぱらってくれます。
                      彼の焦燥感、悲壮感溢れる演技は必見。
                      そ、そうか。脱獄しかないのか。じゃ、しょうがないねってなんとなく納得させられて、見続けていたらあれよあれよと修羅場の山。
                      最後にはなんだか手に汗握ってるし、うおおどうなるうまく逃げおおせるのかって緊張してしまうし、強引に魅せられたって感じです。
                      そして、ラストはあんな感じでいいの?唐突に父と子の和解があったり。
                      うーん、自分はそういうラストは想像していなかった・・・。最後の最後まで警察の捜査方法がめっちゃうかつです。そもそも、警察がもっとちゃんと調査していたら、この映画はなかったんだしな!まとめたら警察が糞っていうことかも??

                      観終わったあと、ものすごくモヤモヤするんですけど、ラッセルクロウがそれでいいならいいかな!?ってなってる自分がいます。

                      ものすごく強引な映画でした。
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                      映画 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶