神の守り人<帰還編> (偕成社ワンダーランド)
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    アスラは自らの力にめざめ、サーダ・タルハマヤ“神とひとつになりし者”としておそろしい力を発揮しはじめる。それは、人の子としてのアスラの崩壊を意味していた…はたして、バルサたちはアスラを救うことができるのだろうか。
    しばらく読書を中断していたので話の筋を思い出すのに時間が・・・(汗

    神の力を宿してしまったアスラはクーデターの道具にされてしまいます。
    シハナはどこまでも恐ろしい女でしたね。国を動かすという目的の為に幼いアスラとチキサを利用し、アスラ達の母親のトリーシアを殺し、実の父親も利用し、王弟も駒としか見ていなかった。すごい女だ・・・。つうか、この作品は女が強いですね。(笑)
    国の政治をチェスの駒のようにしかみていないシハナは怖い女スよ。(;^_^A 

    一方バルサはすごく穏やかな女性になったなあと思います。
    最初の作品を読んだ時は男顔負けの槍さばきでばったばったと悪をなぎ倒していく主人公なのかと思いきや・・・。
    すごく女性的というか年齢的にも母親っぽい?
    男らしいんだけど同時にすごくお母さんみたいでした。

    アスラはいつ目を醒ますのかな。サラユの花とあったかい風の中で目覚めてくれればいいと思います。チキサも幸せになってほしいなん。(*´ー`)

     (あ行)上橋菜穂子 * comments(0) * trackbacks(0) * - - * moji茶
    神の守り人<来訪編>
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      守り人シリーズもようやく折り返し地点まできたかな、という感じです。
      一月入って結局二冊しか読めませんでした〜悲しい
      あの女用心棒バルサが帰ってきた。助けてしまった謎の美少女アスラは神の子か、それとも災いの子か。バルサは逃げる逃げる…。精霊界と人界が交錯する物語、守り人シリーズ。
      ↑のアマゾンのあらすじ説明がちょっと笑える。「あの〜帰ってきた」とかベタすぎるんですけど・・・。「助けてしまった」というのは結構いい表現だと思いました。(笑)
      アスラを助けたバルサの気持ちがちょっとわかりづらかったな〜。
      あれよあれよと巻き込まれてしまいました。
      バルサは自分とアスラを重ねて見ているのかな?しかしあんな力を持っているアスラをそこまで守ろうとするのもちょっと納得しかねたり。
      今回はそこらへんにこだわってしまいました。

      アスラの持つ力っていったいなんなんでしょうね。今回は二冊につづいてびっくりですがあっという間に上巻は読めたYO
      罠にはめられたバルサとアスラ。それを追うタンダ。敵か味方か微妙なスファル。
      スファルの娘むかつきますね。バルサにけられてラッキー(おい。
      なんとなく万事無事にすべておわると信じているので、とりあえずあのむかつく娘をなんとかしてほしいです。(´∀`)

      ところでタンダとバルサがラブラブな感じで、個人的にとてもうれしいです・・・。
      バサラは堂々とタンダを「大事な人」と言ってるし。そのままうまくいってほしいなあ。
       (あ行)上橋菜穂子 * comments(0) * - * - - * moji茶
      「虚空の旅人」
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        今回はチャグムとシュガの主従物語でした。
        「そなたは、死にむかっておちていきながら、わたしの手をはなさなかった。あれは忠義などではなく、もっと別のものだった。・・・・・・ありがとう。」シュガの愛を感じるチャグムなのであった。(by暴れん坊将軍ラブ←違

        今回はサンガル帝国が舞台。インドとかそんな雰囲気の国とイメージしてますが、いいのかな?ちなみにチャグムの新ヨゴ王国は、ジパングみたいなイメージ。アニメをみてないので自由に想像しております。
        しかし、どんどん世界が広がっていきますね。
        外伝とのことですが、大陸が戦の風に巻き込まれていく話なんで、かなり本編に食い込んでいるのではないでしょうか。

        今作品の目玉はチャグムがとにかく男らしいことだと思う。まだ少年なのに、時々シュガのほうが気圧されがち。
        バルサ・・・子育て成功したなグッド

        強い魂としてハヤブサがよく登場するんですが、たしか「ゲド戦記」は「ハヤタカ」だったな。ハヤブサとタカ。強い鳥がファンタジーはよく出てくるな。
        どちらの作者さんも文化人類学を研究されているので、こちらで共通点を探しては勝手に納得しております。

        次の作品はまたまたバルサ登場。はやく借りにいかなきゃ!ウィンク
         (あ行)上橋菜穂子 * comments(0) * - * - - * moji茶
        「夢の守り人」
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          人の世界とは別の世界で花をつけ実をむすぶその“花”は、人の夢を必要としていた。一方、この世をはかなんでいる者は、花の世界で、永遠に夢を見つづけることを望んだ。いとしい者を花の夢から助けようと、逆に花のために魂を奪われ、人鬼と化すタンダ。タンダを命をかけて助けようとするトロガイとチャグム、そしてバルサ。人を想う心は輪廻のように循環する。


          今回はタンダが大変なことになってますね・・・。ていうか怖い。ただのモンスターみたいだし(汗。人鬼と化してユグノを襲うタンダを傷つけられないバルサが切なかったです。やっぱりタンダはバルサにとって大切な男性なのねん・・・。

          同僚の人はこの本があんまり気に入らないみたいだけど、わしは結構すきです。
          トロガイの意外な過去が読めて切なかったです。え、いろんな意味で子持ちだったの・・・?という衝撃が(笑
          しかしチャグムの出番が少ない。
          チャグムが出てくるからと思っていそいそ読んだ割にはちょびちょびっと出てきただけでした。まあ話のおいしいところで出てきてはいるけれども。

          ユグノは物語の最初に出てきた歌人のような最期をむかえるのかな?年をとらない旅というのも切ないですね。
           (あ行)上橋菜穂子 * comments(0) * - * - - * moji茶
          「闇の守り人」
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            チャグムを助けた後、自分自身のケジメ?のために故郷のカンバル国に帰ってきたバルサは洞窟の暗闇の中で何者かに会う・・・。最初は誰かわかんないんだけどね。

            なんだかめちゃ読んでしまいます。面白いぞ守り人シリーズ!ウィンク

            今回はバルサの二十五年の人生の振り返りがテーマです。つらい逃亡生活に無理矢理付き合ってくれたジグロを弔う旅。

            バルサの国は槍使いの国なのねん?養父ジグロの弟ユグロが素晴らしく腹黒い。グッド
            ユグロとジグロとのエピソードは、<王の槍>という地位に君臨しながらも所詮は一人の兄バカだったジグロの一面があらわに。哀れっす。しっかりしている人も意外にもろかったりするのよねん。
            しかしユグロは許せんな。むかっ
            こういう嘘が巧な奴は許せん!実力があるくせにそれを使わず奸計で人を操る奴!お前は一生闇から帰ってこんで良し。息子もえげつないし。

            バルサは長い放浪の果てに、自分が帰る場所を見つけたようでよかったです。定住はできなくても、心は離れず穏やかな関係でいてほすいラブ
            次巻も早く借りようっとイヒヒ
             (あ行)上橋菜穂子 * comments(0) * - * - - * moji茶
            「精霊の守り人」
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              ずっっっっと読みたくてそのままだったシリーズ。
              とうとう読むことができました。

              ちょっとゲド戦記に似てる・・・?と思ってたら、どちらの作者も文化人類学を研究されております。
              ファンタジーは建国の伝承から。王道ですな。

              主人公が30代の女性というのは結構意外でした。最近は幼い主人公が多いので・・・。
              最初はバルサが30だと気付かず読んでいて、職場の人に「わし、バルサは40くらいだと思ってた」と話したら「40じゃとてもとても!一人旅だってつらいわよ。30代までよやっぱり」とリアル40のアドバイスをいただきました。

              最初は国家も敵にまわしてどんな暗い展開やと思っていましたが、星読みが考えをすぐ改めてくれる人でε=(^◇^;ホッとしました。

              人物ではやっぱりチャグムが気の毒でした。でも強く賢い人に成長するんじゃないかな?バルサともまた再会できるかなあ?チャグムのその後が気になります。美男に成長してほしい・・・そしてバルサは40までにタンダとくっついてほしいと思う今日この頃。

              次の巻も早速借りました。家で読むぞ!
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               (あ行)上橋菜穂子 * comments(0) * - * - - * moji茶